ずっとずっとブログを更新できずにいたのは、

ここを読んでくれていたみなさんに

言いづらいことがずっとあったからなのです。


この前の夏から秋にかけて

ぽつぽつと更新したときの記事を

今はもう、読み返しません。

なので話がぐちゃぐちゃになるかもしれませんが。


2005年の春から秋にかけて、

私はずっと1人の人しか見ていませんでした。

その人は私とは全然違う人で、

年もずっと上だったし

やたら社交的だし、

そして何より恋愛経験が豊富でした。

会ったその日に心を動かされてしまった私は、

自分の中の大切なものを

このブログでも確認してきた大切なものを

ちょっと横においといて

その人に近づきたい、

その人のことをもっともっと知りたい、

私のことも好きになってもらいたい、

ととにかく必死でした。


でも、終わりました。

終わりにしよう、終わりにしなくちゃ、と思い始めて

3ヶ月も経った日、ようやく終わりを迎えることができました。


2004年に初めての彼氏と別れてしまってから、

辛くて辛くて、混乱して

このブログを通してすごく力をもらいました。

大切な出会いもたくさんありました。

だから、

文字だけの付き合いだとしても

学習能力の無い自分を

ここで表わすのが怖かったのでした。


でも、終わりました。


彼に別れを告げに行く日、

これまで好きだった人や出会った人は

大抵友人のそのまた友人だったり、

私のいたサークルつながりだったり

学校が一緒だったり…

ということがほとんどだったのに、

彼はそういう人ではなかったから、

自分から別れを切り出すことが

そのまま二度と会わなくなることになる、

という状況は初めてだな、と思ったのでした。

それは辛いものでした。


半年の期間が終わって、

報告する友人は誰もがその別れを喜んでくれ、

これで良かったんだ、と自分でも思いながら

日々を過ごしていたけれど、

何度もメールしてしまいそうになったり。

そのことを友人に話したら、

それは私のためにならない、

他にもっと私に合う人がいるはずだよ、と言ってくれた。

私のことをものすごく大切に思ってくれて、

私もそう思っている友人が、そう言ってくれた。

でもね、それはきっとちょっと違ったんだ。

その半年のうちに

おもしろいものを見つけても、

楽しいことがあっても、

美しいものを見ても、

何もかも

「次に会ったときに彼に話してみよう」

知らず知らずのうちに考えてしまうクセが

抜けなかっただけなんだよ。

たぶんそうなんだと思う。

心配してくれてありがとう。

あなたのまっすぐな言葉が

いつも私を救ってくれます。

もう、彼とやり直したいとは全然思っていないので

きっと大丈夫。



そんな風にして、

またしても1人のことだけを想った1年が

私の人生で

積み重ねられたのでした。


2006年もよろしくお願いします。

みなさんにとって、今年1年が実り多き年になりますように。

そして、ナナさん、ありがとう。