時間が過ぎて、失うものがあります。
時間が過ぎて、忘れられるものがあります。
時間が過ぎて、感覚が薄れていくものがあります。

でも、時間が過ぎないと見えてこないものもあります。
あるときから長い時間が過ぎてそれでも
心に残るもの、忘れないもの、揺るがないもの。
時間が過ぎることでそれらが自分にとっての
本物、かけがえの無いもの、代わりのきかないものだと
気付くときが私にはあります。


私は彼のことを、最初は忘れたい忘れたいと思ってました。
良い思い出もひっくるめて、忘れてしまって、
それで苦しい状態を抜け出せるのなら、
未来につなげることができるのなら、それで良いと。
だからひたすら時間が過ぎるのを待っていました。

でも、その反面、
時間が過ぎてもまだ好きだったら、まだ必要だと思ったら
もう1度連絡してみよう。
そう思っていたのも確かです。

それって、忘れたいのか、忘れたくないのか。

「時間が過ぎる」ということは
無色透明なものではないんですね。

当たり前だけど、
時間が過ぎる、と一口で言っても
それはもちろん一瞬一瞬の積み重ねのわけだし、
そのときどきに良いことも悪いことも考える。

時間が過ぎる、っていうのは
何時間過ぎた、何日過ぎた、何週間過ぎた、っていう
そういうものではありませんね。


りんてぃ~んさんの記事 に、
自分で決めた一定の期間をおいて
自分の気持ちを整理するというルールを決めて、それは
「その時出た答えに後悔はないという自信があったから。」
とありました。←うまく表現できなくてすみません。
私もそう思ってたんだった。
そう思って時間をかけたんだった。
この3ヶ月の自分に恥ずかしくない、判断を下さなければ。